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長野県生殖不妊研究会 in篠ノ井

Dscf4233先日「第10回長野県生殖不妊研究会」に参加させて頂きました。
昨年に引き続き、飯伊鍼灸師会不妊プロジェクトチームとして報告してきました。
産婦人科医、エンブリオロジスト、不妊カウンセラー、看護師等の医療関係者ばかりでしたのでやっぱり緊張しましたねcoldsweats01
われわれ鍼灸師の事をドクターやコメディカルにどれだけ理解していただけるかは治療をしてく上で非常に重要なこととなってきます。
患者さんにとってもスムーズに治療を進めていくうえでは重要なことです。

Dscf4216

内容的には昨年と同じような感じになってしまいましたが、ある程度の成果が出ましたので少しは評価されたのではないでしょうか?
抄録を後述しますので参考にしてみてください。

他の一般演題の内容は不妊治療の専門的な内容のことが多く、普段接することの少ない内容でしたので大変勉強になりました。(聞いててもわかんない内容のものもありましたが…coldsweats02
しかし西洋的な治療にDscf4226_2おいても先生によって全然治療が変わる場合もあるようで少しびっくりしましたsign01鍼灸治療が統一できないのも仕方ないような気もしました…coldsweats01しかし生殖医療は日々変化し、進歩しているようですねshine

特別講演の浅田先生の話も大変興味深いものでした。

懇親会の席で何人かの先生とお話しさせて頂き、鍼灸治療の立場を再認識することができました。まず鍼灸治療のことをよく知らない、ようです。当然と言えば当然かもしれませんがもっと鍼灸師がアピールする場を持たないといけないのではないかと感じました。
あとほんとに効果があり、何に効いて何に効かないのか?少しでもわかるようになると患者さんやドクターにもすすめやすくなるのではないかと感じました。
ある先生は「きっとあなた達の発表は昨年だけで終わるのだとおもっていました。今年も続けて発表され、しかも成果を上げてきたことに関しては大変評価します。西洋医学においても不妊症なんかはすぐに結果の出るものではないのでとにかく続けてやっていくことが大事だと思いますよgoodこれからもがんばってくださいhappy01」と・・・
気難しい先生なのかと思っていたけど、そう言っていただいてなんだか嬉しかったですsmile
正直今回は発表できないのではないかと思っていたのでほっとしました…

また昨年に引き続き、椎名レディースクリニックの椎名先生には忙しい中、ご指導、ご協力を賜り大変感謝しております。患者さんにとってより良い環境ができるようにこれからもがんばっていきたいと思いますgood

抄録を載せますので良かったら目を通してみてくださいbleah拙い内容ですが・・・

不妊症患者に対する鍼灸治療(第2報)

飯伊鍼灸師会 不妊治療プロジェクトチーム

○熊谷賢一 ・ 林 敏雄 ・ 星野行男 ・ 岡島靖典

 奥村幸志 ・ 西尾稔樹 ・ 原 幸夫 ・ 丸山武彦

 岩間かおる

 椎名レディースクリニック   椎名一雄 座光寺真紀

【目的】

昨年に引き続き、不妊症患者に対し西洋医学的な治療と鍼灸治療を併用した患者さんの経過と心身的な変化、妊娠例の心身的な傾向を検討し報告する。

【対象】

1)平成193月~平成2010月までの期間で、原則として1年以上西洋医学的な不妊治療を施行しても妊娠に至らなかった不妊症患者のうち、3ヶ月以上、鍼灸治療を継続した患者32例。 内 訳:・ART反復不成功患例 14例 ・一般不妊治療 18

 年 齢:2547歳(平均35.5歳) 結婚歴:12ヶ月~12年(平均54ヶ月)

 西洋医学的不妊治療歴:4ヶ月~77ヶ月(平均25ヶ月)

【方法】

1)産婦人科医より紹介された不妊症患者を概ね週1回又は2回鍼灸治療を行う。

2)初診時、6ヵ月後、1年後に健康チェック表、月経状態を記入して頂き評価する。

3)治療は、基本穴(関元、中極、大赫、血海、三陰交、脾兪、腎兪、次髎)と、弁証(体質)による配穴を適宜行い、鍼、又は灸を施術する。

【結果】

1)32例中14例(44%)が妊娠に至った。(出産6例、妊娠中4例、流産4例)妊娠例の年齢は平均35歳、不妊治療歴は、平均27ヶ月、妊娠までの鍼灸治療期間は平均7.8ヶ月であった。

2)健康チェック表の平均値の変化は、どの領域も減少傾向ではあるが6ヵ月後~1年後にかけてのうつ状態の項目のみが増加した。

3)月経前症状、月経時症状、月経時痛の変化は、共に軽減傾向であった。

4)妊娠例と非妊娠例を比較すると6ヶ月の時点においては妊娠例の方が、どの項目においても速やかに心身的な改善がみられる傾向がある。

5)妊娠例の初診時の特徴として冷え、頭痛、眼の疲れ、動揺感、月経障害が非妊娠例より強く、鍼灸治療によりより改善される傾向がある。

【考察】

1)昨年(6ヶ月間)の報告では25例中4例(16%)の妊娠率が、今年(16ヶ月間)は32例中14例(44%)妊娠となった点では、一定期間、鍼灸治療を併用することにより、妊娠し易くなるのではないかと思われる。

2)心身症状、月経状態の改善には個人差があるものの、全体的に改善傾向であった事は、不妊治療の特殊性を考えると意味があることだと思われる。

3)元々心身症状が強い方ほど鍼灸治療により改善し、妊娠に結びつく傾向がある。

4)鍼灸師側の不妊治療の経験、治療効果の向上、治療形態の確立、不妊患者に対する精神的なケア等、今後臨床経験を積み確立していく事が今後の課題である。

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