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信州大学医学部学術講習会

なんだかんだで意外とイベント事がたくさんになってしまった今日この頃coldsweats02

面白いことだと全部伝えたくなって長々となってしまいます。文量は自分のテンションが上がった証拠だと思ってくださいflair

どうも、吉澤ですhappy01

少し前の話。

10月16日(日)に松本の信大のキャンパス内で信州大学医学部学術講習会がありました。信大の医学部の先生方が講義をして下さったので大変専門的でとても面白かったですshine

 朝の9時から始まって大学風に言えば午前に講義2コマ、午後に講義1コマ実習1コマで3時まで1日授業でした。久しぶりの授業と面白い内容で大変楽くすごせました。

 

 1時間目は麻酔科の川股先生による骨の痛みのお話。

 「骨折の話?」と思っていたのですが、癌の骨転移による疼痛の話でしたcoldsweats01癌性疼痛の中で腫瘍が神経を圧迫して出る痛みや治療の副作用で粘膜に起きた痛み、骨転移の痛みはなかなか抑えることができにくい痛みなんだそうですsweat01

 骨転移は骨の中、骨髄に転移します。痛みを脳へ伝える知覚神経は骨髄に分布していないと言われていました。骨が折れて痛いのはその表面にある骨膜に分布している知覚神経が痛みを伝えているのだと。なので、骨が折れているわけでもない骨転移の痛みが起きているのがよくわからなかったthink

そこで、川股先生はなぜ骨に痛みが出るかを調べました。

 すると骨髄の中にも神経は分布しているではありませんかflair

 この痛みを伝える神経のスタート地点、受容体はカプサイシン受容体というのですが、これは唐辛子のカプサイシンや熱さ、塩酸等の化学物質を痛みとして伝える受容体なんです。

 

 さて、悪性腫瘍が骨髄に転移すると腫瘍から出る物質によって破骨細胞(骨を壊す細胞、骨を作る骨芽細胞とともに骨も日々作り変えられています)の活動が活発になります。よって骨は脆くなるんですが、付随して破骨細胞が出す塩酸によってカプサイシン受容体が興奮し、痛みを脳へ伝えます。

 さらに、腫瘍から出る物質はカプサイシン受容体の閾値を下げてしまってより塩酸に反応しやすくなったり、自分の体温で興奮が起きてしまうことがあるそうです。また神経の活動性が高まり、カプサイシン受容体の数が増えるのでより強く痛みを感じるてしまう、と言ったようにどんどん痛みを強く感じる要因が多くなってしまいますtyphoon

 

 これらが悪性腫瘍の骨転移で骨が折れていないのに痛みが出てしまう原因なんだそうです。

 なので、カプサイシン受容体の興奮が抑えられるような治療が行われると痛みは改善されるようですが、現在研究中であります。

今は破骨細胞の活動を抑える薬によって痛みのコントロールができたりするようです。後半わかりにくい話が続いたでしょうかsweat02

痛みは闇雲に本人に悲しい思いをさせようとしているわけではなくて、そこに異常があることを知ってもらうために、時にはやりすぎなくらいにアピールしています。

痛みが出るのには必ず意味があると院長先生は言います。それは医学的な意味だけでなく、もっと別の気付かなきゃならないことがあるはずなんです。

まだまだそこまで考えられる余裕がないですが、一人一人そんな意味を探せたらなぁと思いますconfident

長くなったので2時間目3時間目はまた今度!!

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