腰痛ガイドブック その3

・・・続き

 

もう一つガイドライン制作において大きく変わったことの一つに「イエローフラッグ」といわれる「心理社会的危険因子」があります。現在腰痛を引き起こし何度も再発させ、回復を妨げていたのは腰の損傷ではなくイエローフラッグという名の心理社会因子であるとされています。つまり、種々のストレスによるものが大きいのです。

一体どういうものがあるかというと、

適切な態度と信念:痛みは腰に有害であると信じ込んでいる、痛みを恐れて回避行動をとり続けほぼ寝たきり状態にある、完全に痛みがなくならければ日常生活や仕事に戻れないと信じ込んでいる等

感情の問題:動いたり仕事をすることで強くなった痛みに対する恐怖心がある、抑うつ状態にあり楽しいと思えることがない、普段より怒りっぽくて常にイライラしている等

診断と治療の問題:機能回復を目指す治療を行わず、安静にするようアドバイスされた、腰痛について異なる診断や説明を受けて混乱したことがある、絶望感や恐怖感を抱かせる診断を下された等

不適切な行動:いつまでも安静にしたり、必要以上に体を休めたりする、日常生活動作を避けているため活動レベルが低下している、治療者や医療機器に対する依存心が強い、煙草を吸う等

家族の問題:配偶者やパートナーが必要以上に気遣ってくれるもののかえって痛みに対する恐怖心を煽ったり絶望的な気持ちにさせたりする、配偶者が心配して何でも代わりにやってくれる等

 他にも仕事や補償の問題もあり、それぞれの内容はもっと沢山あります。

イエローフラッグは腰痛の発症や再発の頻度、症状の持続期間、活動障害の程度等に深く関与しています。このイエローフラッグを減らすことは腰痛から解放されるということになります。

 さて、ガイドライン製作以前の腰痛は腰部の損傷により引き起こされ治癒には安静か手術しかないという認識でした。しかし、ガイドラインの製作により本当は心理社会的要因が深く関与しており、一つの方法で解決出来るような単純な問題ではないということがわかりました

この少し複雑な問題を解決するためにはまず腰痛をもつ自分自身が主治医として腰痛に立ち向かうことがどんな治療よりはるかに有効なのです。自分自身でできることはたくさんあります。腰痛に対して次のような姿勢、考え方を持ち行動に移すことで従来の治療法をはるかに凌ぐ効果があるとされています。

1、腰痛に対して抱いている恐怖や不安に打ち克つこと

ほとんどの腰痛は腰の何かが壊れているわけでもなければ、古傷が悪化したわけでもありません。  どんなに痛みが強くても必ず日にち薬が治してくれるのだと頭に叩き込んで下さい。

2、腰痛を和らげるために、ベッドで安静にするのはやめること

激痛で起き上がれない動けない場合はやむを得ないにしても治療として安静に寝ているの賢明とは言えません。まずは起き上がり人の手を借り手でも、壁伝いでも家の中を歩く練習をして下さい。とにかく立ち上がって自分の足で歩くことが回復の近道です。

3、出来るだけ普段通りの生活を続けることできれば仕事も休まない方がいいですが、もし休んだとしても一日も早く職場復帰することです。これは治療しようがしまいが同じことでどんな治療法を選ぶにしても、普段通りの生活に優るものはものはありません。ただし、最初は負担の軽い仕事からはじめて徐々に元に戻して下さい。

4、簡単な鎮痛法を試すこと

  世の中には素晴らしい治療法がたくさんありますが、今のところ決定打といえるものは確認されていません。しかし、全く効果がないわけではありません。鍼灸やマッサージ、カイロプラクティック等の補完代替医療も試してみましょう。ただし、あなたの主治医はあなた自身なので自分の腰は自分で治すという攻めの姿勢を忘れないで下さい。

5、ストレス解消法を見つけて、リラックスする時間を確保すること

  心理的ストレスが腰痛に深く関与していることがわかったので、日常のストレスをどう処理するかも重要になってきます。そこで自分にあったストレス解消法を見つけて下さい。趣味に没頭するもよし、笑うも良し、好きな音楽を聴いたり、美味しいものを食べたり、カラオケや散歩など何でも構いません。心から楽しめて、リラックス出来る時間を確保して下さい。

 発症後3ヶ月以上持続している慢性腰痛にはさらに二つ加える必要があります。

6、症状や出来ないことばかり考えないで出来たことに注目し、わずかな進歩でも見逃さないこと

  たとえ痛みがあったとしても不可能を可能にできればそれは大きな進歩です。チャレンジした勇気とハードルを越えたことを評価して自分自身を褒めてあげてましょう。そしてまた小さなハードルを設定して三歩進んで二歩下がるつもりで一つずつクリアしていけば出来ないことが減り、行動範囲が広がっていきます。

7、運動する習慣を身につけ、活動的な生活を心がけること

  慢性腰痛の悪循環から抜け出すには運動が欠かせません。体を動かせば何でも良いので無理のない程度で自分の好きな運動をすればいいのです。

以上が腰痛ガイドブックから自分なりに得たことになります。今までの腰痛治療とは違う事を理解し、患者さんに上手く還元していきたいと思います。

以上

 

 

 

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腰痛ガイドブック その2

・・・続き

 

とは言え腰痛でも決して見逃してはならない病態「レッドフラッグ」があります。レッドフラッグとは転移性脊髄腫瘍(転移がん)、馬尾症候群、化膿性脊髄炎、解離性大動脈瘤、閉塞性大動脈症等を疑わせる危険信号のことです。全腰痛患者の1〜5%でしかありませんが、見逃すわけにはいきません。

上記の疾患は画像検査や血液検査で発見することができます。

具体的には

発症年齢が20歳未満か55歳超最近の激しい外傷歴(高所からの転落、交通事故など)進行性の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢がない、動作と無関係)胸が痛い悪性腫瘍の病歴長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)や免疫抑制剤の使用、静脈注射の乱用HIVポジティブ全般的な体調不良原因不明の体重減少腰部の強い屈曲制限の持続脊椎叩打痛身体の変形発熱尿がでない、便失禁があるサドル麻痺(肛門や会陰部の感覚消失)

といったサインが見られます。こういったサインが一つも見られないときは99%重大な病変は無いと言えます。急に腰が痛くなったらまずレッドフラッグをチェックするのが鉄則です。それがなければどのみち回復すると思って安心して下さい。

 たとえレッドフラッグがあったとしても、画像検査や血液検査で重大な病変が見つからなければそれも十分に安心していいものになります。

・・・つづく

 

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腰痛ガイドブック その1

 

最近の腰痛に対する見解を『腰痛ガイドブック』よりまとめましたのでご覧ください。

 腰痛、読んで字のごとく腰が痛くなる状態を指し、この腰痛に悩まされている人は大変多くいます。腰痛の生涯有病率は84%いうデータがあり、ほとんどの人が一生のうち一度は悩まされるとされています。鍼灸院や整骨院では半数以上が腰痛を訴える患者さんになるくらいとてもメジャーな悩みです。

 さてこの腰痛ですが一体どんな認識をされているかというと、

 二足歩行になった人類の宿命?腰の骨や椎間板の異常は画像検査で確認出来る?ぎっくり腰は痛くなくなるまで安静が鉄則?脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアは手術以外に完治の方法はない?

 実は今ではこういった内容は必ずしもそうではない、と言われています。何故そうなったのか、様々な研究の結果現在はどう考えられているのか。それを知るために長谷川淳史氏の「腰痛ガイドブック」より抜粋しまとめてみました

 今までの認識に対し疑問符が投げられるきっかけとなったのは1991年にEBM(根拠に基づく医療)という概念が登場したことによって腰痛の診断・治療の再評価が行われたことによります。これによりアメリカやヨーロッパ等世界各国で腰痛のガイドライン(治療の方向性)が製作されました。そしてこのガイドライン製作で明らかになったいくつかの事実がそれまでの腰痛に対する考えを吹き飛ばすような内容だったのです。 

 まず第一に腰痛は腰椎の生物学的(物理的・構造的)損傷というより、生物・心理・社会的疼痛症候群だということ。つまり、心の状態や社会的な条件によっても腰痛は起こるということです。

 

 第二にごく一部を除きほとんどの腰痛は風邪のような「自己限定性疾患」つまり「一定の経過をたどって自然に治癒する疾患」であるということです

 

 第三に安静が腰痛や下肢痛に効果があるという証拠はなく、安静にしているとかえって回復が遅れるということです。特にぎっくり腰においては治療として動かず寝ているよりも普段通りの生活を続けた方が早く回復します。治療としての安静は決して治療にはなりません。

 

 第四に手術を要するような切迫した状況でもない限り、ほとんどの腰痛患者にとって画像検査は役に立ちません。なぜなら、レントゲンやCTMRIで腰痛患者と健常者の画像所見を比較した所、健常者にも椎間板の変性や脊柱管の狭窄が腰痛患者と同じようにみられ、両者に差がなかったため症状と画像所見に関連が見られないことが明らかになりました。

 

 ざっくりまとめると腰痛は「重い物を持つことばかりが原因になるのではなく仕事や人間関係のストレスも原因となるので画像検査だけではっきりとした原因はつかめないが一定の経過で治癒するので普段通りの生活をしていた方がいい症状」であるといえるのではないでしょうか。

つづく・・・

 

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市田柿、りんご狩り最盛期!

お久しぶりです。
この地域でも先日初霜がおり、一段と寒さが増してきました。
日中との寒暖の差が激しく着るものに困る時期です。

しかしこの伊那谷ではこの寒暖の差が激しい気候ならではの市田柿、りんごなどの生産がとても盛んに行われております。
11月に入ると『柿が忙しくなるで、しばらくは治療にいけない』なんていう方も結構いらっしゃいます。柿やりんご、自然などは人間の都合など考えてくれません。
結構皆さん無理されておるようです。

毎年この時期になると『柿とりをしていて三脚から落ちた』という方がみえます。
打撲程度で済む方もいればかなり重症になる方もいます。
高いところから落ち、尻もちをついたり、腰から落ちたりすると仙腸関節を痛めたり、骨盤がゆがんだり、構造的な異常を起こすことがあります。
しっかりと治療する必要があります。

しかし忙しい時期に身体を痛めると皆さん気が気でないようです。
それはそうでしょうね。ただでさえ忙しいのに人手が足りなくなり家族に負担がかかるのだから・・・。

でも体が第一です!

そんな時は人に頼るのも良いと思います。困った時はお互い様です。
しっかり治してまた働きましょう!
そして助けてくださった方に感謝しましょう。

しばらく忙しい時期が続くとは思いますが皆さん身体に気をつけて頑張ってください。

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先生を治療!?

 先日ある接骨院の先生から電話があり
『昨日の朝、くしゃみをしたらギックリ腰になってしまい歩くのがやっとなんですよ(>。<)午前中に駒ヶ根の方の治療院で診て貰ってきたんだけど全然良くならなくてかえって痛くなったような気がするんですけど今日診てもらえませんか?』
と言うので予約の空いてる時間に診させて頂いた。
 まっすぐ立つことが出来ず、歩くのもやっとのようである。まさにぎっくり腰である。
 どんな治療をしてきてもらったのか聞くと
『SSP をかけ、カイロベッドでアジャストをして、最後に吸角をしてもらいました。』
 なるほど・・・(´ヘ`;)
 治療をする立場の先生なんで少々緊張しましたが私なりに診させていただきました。
 痛みを特定できる状態でなかったのでまず座って微弱電流をかけ腰腿点と右後けいに置針をしました。その後うつ伏せになれそうなので、リスティング、下腿の反応点、局所の状態をみて、針をしました。診断としては『右L4,5椎間関節性腰痛、大腸実、湿による症状』 局所にはほんのわずかな刺激で、主に遠隔部を刺激しました。最後に左右、前後の重心線を手技で調節しキネシオテーピングを張り終了しました。
 『あーまっすぐ立てる!さっきより全然楽になりました(^o^)』と喜んで帰っていかれました。
 2日後にもう一度みえましたが良好なようでした。幸い慢性的な要因がなかったので略治としました。

 今のところ私は困ったところはありませんがいつ悪くなるかわかりません。勤めていた頃は同僚に治療してもらったこともありましたが今はそうはいきません。もし動けなくなったらその時は先生、宜しくお願いします。何とか助けてください。

 とにかく『健康でないと患者さんを診ることも出来なくなるんだよな・・・』といまさらながら感じました。
『未だ病にならざるを治す』やっぱり予防が大事ですね!

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椎間板ヘルニアの疑問

 椎間板ヘルニアに対して間違った考えをしている方が大変多いような気がする。今回は椎間板ヘルニアに対するQ&Aをかいてみました。

Q1 椎間板ヘルニアって何でなるの?

A1 いくつか原因は考えられますが一つに事故などによる外傷があげられます。交通事故やスポーツなどにより激しくひねったりすることにより起きることがあります。また持続的な姿勢の異常や内臓的な異常により特に心当たりがないのに出てくることもあります。多くは骨盤の回旋や冷えが原因になっています。

Q2 飛び出したものが何で引っ込むの?

A2 すべてが引っ込むわけではありませんが安静にしていれば3~6ヶ月くらいで椎間板の内圧が下がり自然吸収されるとも言われております。もちろん無理をしたり悪い条件が重なっていれば何年も治らないものもあります。また脱出型といって飛び出したものが垂れているようなものは体内で異物と判断され白血球が食いつぶしてくれるようです。

Q3 じゃあヘルニアは手術をしなくても治るっていうこと?

A3 はい。多くは手術をしなくても治ります。しかし膀胱直腸障害といっておしっこや便の調節に異常が出たり、筋肉の麻痺や耐え難い痛みが保存的な治療により改善せず、1~3ヶ月続くようなら手術をする場合も有ります。このような場合以外は手術をしてもしなくても結果は変わらないことが明らかになってきているので最近は手術をすることが以前より少なくなってきております。鍼灸治療や手技療法などにより筋肉のバランスをとったり、骨盤のねじれをとったり、炎症を抑えたり、冷えを改善させたりすることで治っていきます。なかには飛び出していても症状がまるっきり無くなってしまうこともあります。

Q4 飛び出していても症状がないってどういうこと?

Q4 近年では無痛のヘルニアもあるといわれております。もともと痛みのある人しか検査しないから飛び出していれば、ヘルニア=腰痛、神経痛というように考えられていましたが、症状の無い方でもかなりの割合の方にヘルニアがあるそうです。ようはどの程度そこに炎症があり神経を圧迫しているかによって症状は変わってきます。また周りの筋肉の状態によっても違ってきます。

Q5 でもヘルニアがあるってわかり飛び出していると思うと心配なんですが・・・?

A5 そうですよね。実はその心配する気持ちや恐怖感が症状を悪化させている場合があります。特に1ヶ月以上続く慢性化したものには少なからず心理的な要因があると福島県立医科大学の菊池教授は言います。ストレスも腰痛の原因になるというわけです。またヘルニアとは関係ない症状をヘルニアのせいにしている場合があるのでこの症状がどこから来るものなのかはっきりさせることも重要かもしれません。

ヘルニアだといわれるとやっぱり重症だと思いますよね。ぎっくり腰のようにすぐにはよくならないことが多いですがちゃんと治療すれば大方よくなります。入院して手術することを考えれば無理せず治療に専念できるのではないでしょうか?最後に判断するのは自分の身体だと思います。自分の身体が手術を望んでいるのか?そうでないのか・・・?

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椎間板ヘルニアって?

youtui_zu1 椎間板ヘルニアということをよく耳にすると思う。主に腰椎や頚椎に出現する。どのような状態かというと脊椎と脊椎の間の椎間板の髄核というクッションのような役割をしているものが飛び出してしまう状態である。 髄核が飛び出してしまうとどうなるかというとその近くを通っている神経を圧迫して下肢や上肢に神経痛や麻痺を起こしたり、関節周囲に炎症を起こして痛みを出現させたりすることがある。また悪化すると歩行困難になったり持続的な痛みが続いたり、おしっこや便の調節が出来なくなることもある。このような場合は手術の適応になることも多い。

youtui_zu3 診断をするにはまず症状より推測し、神経学的な徒手検査により大方診断がつく。確定診断にはMRIによる画像診断が一番だろう。写真のようになっていると椎間板ヘルニアと診断される。

このような状態になったものは手術で取り除かないと治らないのだろうか?

答えはNOです。鍼灸治療やカイロプラクティックなどの保存的治療で時間をかければ多くは治ります。

なぜ?どうして治るの?という疑問も多いかと思います。

続きは次回へ・・・。

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腰痛のほんとの原因って?

 常に国民の抱える自覚症状のトップは『腰痛』である。また国民の6~7割くらいが腰痛を体験しているようである。このいわゆる腰痛が病院におけるX線やMRIなどの画像診断では2割くらいしか異常を認めない。では痛みの原因は一体何なのだろうか?

 原因はいろいろ考えられるが一番多いのは筋肉が発する痛みが多いように思える。そのほか神経、関節の腫れ、内臓の反射痛、心因性の痛み、ストレスなど・・・。画像診断ではわからないものも数多くある。背骨などの『形の異常』ばかりにとらわれるとほんとの痛みの原因が見えないこともある。このような意識を持った上で検査を受ける方がいいかもしれない。

 画像診断で原因がはっきりしていてもおかしなこともある。手術をして原因を取り除いたにもかかわらず痛みが取れなかったり、画像では椎間板ヘルニアだが本人はぜんぜん痛みを感じない、というケースもある。

 実は痛みの原因は腰だけにあるわけではなく、胃腸の調子や腎臓の調子、血液循環が悪かったり、水分の代謝異常、何かをかばうことによる姿勢異常、足首や膝の異常、社会的な環境、ストレス、天候の異常なども原因となりうる。東洋医学では昔からそのような要因も思想の中にある。

 どのようなときに痛みが強くなりどのような状況で楽になるのかじっくり観察してみるのもいいかもしれない。特に3週間以上続くものには心理的な要因が影響している場合もある。病院で言われたり、テレビで見たり、誰かに言われるとそれが原因で痛いのだと思い込んでしまうこともある。先入観とか錯覚というものは恐ろしいものである。真っ直ぐなものが曲がって見えたりもする。痛いと思うと痛いような気がしてくることもある。

 病院の検査も重要だが腰痛を治すためのほんとの原因を突き止めるにはいろんな見方が必要かもしれない。

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ぎっくり腰って?

『ぎっくり腰なんですけど・・・』といって来院される患者さんがよくいる。

そもそもぎっくり腰っていうのは急に腰が痛くなったものの総称であり、病名ではない。

『ぎっくり腰』といっても筋肉、筋膜の炎症、腰の関節の炎症、椎間板ヘルニア、骨盤の疾患・・・などさまざまである。

動くのもやっとという方、横にもなれない、横になったら起きられないというような状態になる方もいる。そういう方は無理して動かないことです。無理して動いてかえって悪化する方もいます。そういう方はできるだけ往診に来てもらったらいいと思います。

ぎっくり腰の場合動くのがやっとで病院へいきレントゲンをとることもほとんど意味の無いことだと思っています。急に骨がどうかなるようなことはまず無いからです。(高齢者の圧迫骨折は別ですが)

治る期間は状態によって違いますが急性のものは安静にしていれば40日位で90%は治るといわれております。治す事に専念し、いろいろと悪あがきをしないことです。人間には自然治癒力があるのだから・・・。

原因は腰だけでない事がほとんどです。急に痛くなったといっても悪くなったのはもっと前から徐々に悪くなっていたのだから・・・。

また不安な気持ちも症状をさらに悪化させます。生活を見直し思い切ってゆっくりされるのもいいかも・・・。

kanban11 くま鍼灸院HP

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