自賠責でも鍼灸治療できます!

先日のブログで、交通事故の担当者とのトラブルを紹介しましたが、一段落しましたので報告します。

・・・『鍼灸治療は医者の許可が文章で確認できないと支払われないのですよ。それから1部位3,000円、2部位3,500円位上は支払われないことになっているんです』というのである。
『何を根拠におっしゃってるんですか?』と聞くと
『これは私だけでなく調査事務所からそのように指導を受けているので納得いかなければ調査事務所に聞いてください』とのことでした。・・・

このような状況で調査事務所に問い合わせたところ担当者の方の回答は

『調査事務所のほうからこのような指導をしたことは一切ありません。今回の件に関して、担当者と事実確認をしたところ確かにこのような事実があったようです。そこの所長を通して、今後そのようなことが起きないように指導しておきました。調査事務所においては妥当な実費(労災基準程度)であればお支払いしてますので今度とも宜しくお願いします』
とのことでした。

後日、そこの所長自ら当院にみえ今回の件に関して説明されました。
『明らかにこちらの担当者の発言には誤りがありました。被害者の方にも謝罪、ご説明をさせていただきます。今後このようなことがないように指導させていただきました。』とのことでした。その後いろいろと友好的な話ができました。

今回の件を通してお分かりかと思いますが、自賠責による鍼灸治療は可能ということです。接骨院と変わらず、治療が受けられるということです。もちろん接骨院と同じように慰謝料も払われます。

ただ気をつけなければいけないことは、事故のケースにより配慮しなければ行けない事がある点です。後遺症が残りそうな場合や治療が長期化しそうな場合は主治医の許可は受けといたほうが無難でしょう。また裁判になった時など主治医が『鍼灸治療を受けていたことは知らなかった』等と言われたら治療の妥当性が疑われる場合もあります。これは接骨院でも同じです。

先日もある保険屋さんは『鍼灸治療は実費でかかってください』と患者さんに告げたようです。早速担当者に電話し聞いてみると『そちらでは保険が使えますか?』と聞かれました。『当然です!』と答えると『じゃあわかりました。こちらで一括で受けさせていただきます』とのことでした。
どうもちゃんと理解していない担当者さんだったらしく、被害者の方に不安を与えてしまいました。
世の中おかしなことがたくさんあります。おかしなことはおかしいと言わないと、こちらが悪者にされてしまいます。
みなのため、このような悪習慣を解消していきましょう!

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被害者の為に・・・

先日、交通事故にあわれた被害者さんが頚部痛を訴えて治療にみえた。
交通事故によって生じた損傷であるため、自賠責が使えることを説明し、念のため主治医の許可を得て治療を行う運びとなった。
被害者の方が相手の保険会社の担当の方にそのことを伝えると
『鍼灸治療は医者の許可書がないとダメで、支払いも制限があるため治療代がおりない事がある』と言われたそうである。
被害者の方も納得いかない様子で『じゃあどこにかかればいいんですか?』と聞くと『病院や接骨院なら無条件に支払われますよ』と言ったそうである。
そこで被害者の方は鍼灸治療を諦め接骨院へ通うことにしたと連絡がありました。

あれれ????? さっぱり意味がわかりません????って言うかあきれました・・・

当然納得がいかないというか、これは面白いことになったと思い早速担当者に連絡をしてみた。
『どういうことだか説明してください』
『鍼灸治療は医者の許可が文章で確認できないと支払われないのですよ。それから1部位3,000円、2部位3,500円位上は支払われないことになっているんです』というのである。
『何を根拠におっしゃってるんですか?』と聞くと
『これは私だけでなく調査事務所からそのように指導を受けているので納得いかなければ調査事務所に聞いてください』とのことでした。

納得いかない事ばかりで私も珍しくエキサイトし、いつしか喧嘩口調に・・・。パートさんもあきれて聞いておりました。
担当者の言うことの何一つ法的な根拠となるものはありませんでした。終いにはうちにかかった数日分も払わないと言うのである。大抵この手の担当者はいつまで話していても、らちがあきません。

早速この案件の一部始終を文章にし、NPO鍼灸マッサージ協会長野支部として調査事務所に送り、文章による回答を求めました。
当然法的な根拠は無いだろうし、調査事務所からそんな指導をしているわけがないという自信があったからなんですが・・・。
文章による回答はまだ返ってきておりませんが、調査事務所の担当者の方は『明らかにおかしな状況ですね!こんな現状が起きているとは知りませんでした。事態の改善の為に上司とも相談し対応させていただきます』とのことでした。

今回の件での大きな問題は
①担当者の自賠責基準に対する理解不足
②担当者の接骨院と鍼灸院の差別的な扱い(意図的ではないにしても・・・)
③被害者が誤った情報により鍼灸治療を受ける機会を奪われたこと。
④今までそこの保険会社の担当者の言いなりになっていた鍼灸師
⑤今後もこの状況を続けていくことによる被害者の不利益
などたくさんな問題を抱えております。

未だにこんな状況があると言うことは当然私たち鍼灸師にも問題があるのだと思います。
ようは鍼灸師はバカにされているのです!

今回はとことん納得いくまでやり合おうと思います。

皆さん、このような状況を経験されたことのある方は是非教えていただきたいと思います。できれば具体的に。
事態の改善には皆さんの声や協力が大きな力となります。

安心して鍼灸治療を受けれるような環境ができるように微力ながらがんばりたいと思います!

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難治性むち打ち症と髄液の漏れ

 交通事故などでむち打ち症になりなかなか治らないものの中に『脳脊髄液減少症』があることが以前より言われてきた。最近厚生労働省でも関心を持ち研究に力を入れているようである。

 『脳脊髄液減少症』とはどのような状態かというと事故などの衝撃により脊髄硬膜に穴が開き、脳や脊髄の周りにある髄液が漏れてしまうことを言う。髄液は脳から脊髄の周りを通り仙骨まで巡り、脳の自律運動により循環しているといわれている。この髄液のめぐりが悪くなったり減少することによりさまざまな不定愁訴を出現させている。脊髄硬膜の治療をすることにより髄液の循環を良くさせる事は可能であっても減少するものに関してはなかなか難しい。

 日本でも一部の病院で硬膜の穴をふさぐ治療を行っているようである。以前むち打ちの患者さんで長野のある病院でその治療を受けた方がいるが予後は比較的よかったようである。治療効果はまだ安定したものではないようだが劇的によくなった方もいらっしゃるようである。

 事故によるむち打ちで人生が変わってしまう方もいる。その分野での研究がさらに進むことを期待する。

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